EC商品紹介動画の作り方|7枚の商品画像から約74秒の動画へ

キャラメルシーソルトサンドクッキーを例に、7枚の商品画像、画像ごとのナレーション、動く文字、字幕、日本語音声、OnceClipの設定まで解説します。

完成したサンプル動画:1080 × 1920、約73.58秒、Nanamiの日本語音声、画像ごとのナレーション、字幕、動く文字、自動ズーム・パンを使用。
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ECの商品紹介動画は、商品画像を順番に表示するだけでは十分ではありません。短い時間で、どのような商品か、何が魅力か、どんな場面で役立つか、そして購入する理由まで伝える必要があります。

このガイドでは、架空の「キャラメルシーソルトサンドクッキー」を例にします。商品の訴求点と画像の順番を決め、7枚それぞれにナレーションと動く文字を用意し、OnceClipで縦型の商品動画を完成させます。

記事内の商品、ブランド、価格はすべて説明用のサンプルです。実際の商品ページやキャンペーンではありません。

1. 商品情報と動画の目的を決める

最初に商品情報を固定しておくと、画像、ナレーション、文字、価格の食い違いを防げます。

  • 商品:キャラメルシーソルトサンドクッキー
  • 内容量:1箱12枚、すべて個包装
  • 特徴:香ばしいクッキー、キャラメルのフィリング、少量のシーソルト
  • 利用場面:オフィスでの休憩、ブラックコーヒーとの組み合わせ、同僚とのシェア
  • サンプル価格:2,980円
  • 動画の目的:初めて見る人に、約1分で商品の特徴と購入する理由を理解してもらう

この動画では「手軽に保管できること」「午後の休憩に合うこと」「シェアしやすいこと」の3点に絞ります。

キャラメルシーソルトサンドクッキーの商品参考画像
説明用の商品参考画像。温かみのあるパッケージ、焼き色のついたクッキー、キャラメルのフィリングで統一感を作ります。

2. 7枚の画像、ナレーション、動く文字を設計する

それぞれの画像に役割を持たせます。買い手が商品を理解する順番に並べることで、同じ説明の繰り返しを避けられます。

シーン1:オフィスでの小さな欲求から始める

午後に少し甘いものが欲しくなる場面から始めます。パッケージだけを見せるのではなく、デスク、コーヒー、個包装のクッキーを一緒に写し、使う場面をすぐに伝えます。

オフィスのデスクに置かれた個包装のクッキー
導入シーン。デスク、パソコン、コーヒー、個包装のクッキーで午後の休憩を表現します。

ナレーション:午後三時、少し甘いものが欲しくなったら。個包装をひとつ取り出せば、気軽なコーヒーブレイクの始まりです。

動く文字:ひと包みで、ほっと一息

シーン2:商品の特徴をアップで見せる

クッキーを割ったアップに切り替えます。香ばしい二枚のクッキー、キャラメル、シーソルトを実際に見せることで、商品そのものを主役にします。

キャラメルシーソルトサンドクッキーのアップ
商品アップ。二枚のクッキー、キャラメルのフィリング、シーソルトが見える構図です。

ナレーション:こちらは、キャラメルシーソルトサンドクッキー。香ばしいクッキーに、なめらかなキャラメルを挟み、シーソルトを少し加えました。

動く文字:キャラメル×シーソルト

シーン3:内容量と個包装を一目で伝える

12個の個包装を箱の中に並べます。数字を字幕で伝えるだけでなく、数量と包装方法を画面で確認できるようにします。

箱に並んだ12個の個包装クッキー
内容量を示すシーン。12個の個包装を一度に見せ、数量と包装方法を明確にします。

ナレーション:一箱十二枚入りで、すべて個包装。食べたいときに一つだけ開けられ、残りは箱の中ですっきり保管できます。

動く文字:12枚・個包装

シーン4:デスクでの保管方法を見せる

クッキーをデスクの引き出しに入れます。「個包装」という特徴を、保管しやすく、必要なときに取り出しやすいという具体的なメリットに変えます。

デスクの引き出しに保管したクッキー
利用シーン。個包装のクッキーを引き出しに保管し、手軽さを表現します。

ナレーション:デスクの引き出しに二つほど常備。ひと息つきたいときにすぐ取り出せて、お皿も箱を置くスペースも必要ありません。

動く文字:デスクに常備

シーン5:コーヒーとの組み合わせを提案する

ブラックコーヒー、クッキー、午後の光で休憩時間の雰囲気を作ります。スペックではなく、食べる体験を想像してもらうためのシーンです。

ブラックコーヒーとクッキーの組み合わせ
ブラックコーヒーとクッキーを一緒に見せ、午後の休憩時間をイメージさせます。

ナレーション:ブラックコーヒーと合わせれば、サクッとした食感とキャラメルの甘さが、午後の休憩を満足感のある時間に変えてくれます。

動く文字:コーヒーのお供に

シーン6:シェアのしやすさを行動で見せる

個包装を同僚に手渡す動作を入れます。「シェアしやすい」と説明するだけでなく、実際の行動として見せることで説得力が増します。

同僚に個包装のクッキーを渡すシーン
シェアの場面。個包装のまま手渡せる手軽さを伝えます。

ナレーション:同僚には、個包装のまま一つ渡すだけ。一箱十二枚入りなので、自分用にも、気軽なシェアにも便利です。

動く文字:シェアも手軽

シーン7:商品、価格、次の行動で締める

最後は商品全体を見せ、内容量、サンプル価格、購入につながる言葉をまとめます。

キャラメルシーソルトサンドクッキーの締めの画面
締めのシーン。箱、個包装、クッキーを見せ、内容量、価格、次の行動につなげます。

ナレーション:キャラメルシーソルトサンドクッキー。一箱十二枚入り、サンプル価格は二千九百八十円。いつもの休憩に、特別なおいしさをどうぞ。

動く文字:12枚入り・2,980円

3. 素材をOnceClipに追加する

7枚の画像を企画した順番でOnceClipにアップロードします。この順番が、欲求、商品の特徴、内容量、利用場面、購入への流れを作ります。

日本語版OnceClipに7枚の商品画像を追加した画面
日本語画面のプロジェクト全体。7枚の商品画像を企画の順番でアップロードしています。

「画像ごとにナレーション」を有効にし、各画像に対応する文章と動く文字を入力します。それぞれの音声の長さに合わせて、画像の表示時間が自動的に決まります。

日本語画面で画像ごとのナレーションと動く文字を設定
日本語画面の画像別設定。各画像にナレーション、有効状態、動く文字を設定します。

画像ごとのナレーションには、次のメリットがあります。

  • 文の途中で画像が切り替わらず、意味のまとまりごとに進行します。
  • 一つのシーンだけを変更しても、長いナレーション全体を分割し直す必要がありません。

4. 日本語音声と動画設定を選ぶ

この動画では 日本語 女声・Nanami(ja-JP-NanamiNeural) を使います。自然で明瞭な話し方が、食品やライフスタイル商品の紹介に向いています。話速は+0%、音程は+0Hz、ナレーション音量は1.0です。

動画設定は次のとおりです。

  • 動画の向き:縦型9:16
  • 出力サイズ:1080 × 1920
  • フレームレート:30 FPS
  • ズームモード:自動(ズームとパン)
  • 動画品質:CRF 18
  • エンコード設定:Slow
  • 字幕:有効、読みやすい下部字幕
  • 動く文字:Golden Shine
  • BGM:なし。ナレーションの聞き取りやすさを優先
日本語版OnceClipの縦型と字幕設定
日本語画面で縦型9:16を選び、字幕を有効にしています。
Nanamiの音声と自動ズーム設定
日本語画面でNanami、30 FPS、自動ズーム、CRF 18、Slowを選択しています。

自動ズームは画像の比率に応じて、ズームイン、ズームアウト、各方向へのパンを選びます。完成動画が静止画のように見える場合は、自動が選ばれているか、ズーム幅と各画像の表示時間が十分かを確認します。

5. 約74秒の動画を生成して確認する

「動画を生成」を選ぶと、OnceClipが画像、Nanamiの音声、字幕、動く文字、ズームとパンを処理します。この例の完成時間は 約73.58秒 です。

OnceClipで完成した日本語の商品動画
日本語の生成結果画面。縦型の商品動画をプレビューし、MP4をダウンロードできます。

ダウンロード前に、最初から最後まで確認します。

  1. 画像が企画どおりの順番で、商品の見た目が統一されているか。
  2. 各ナレーションが表示中の画像と正しく対応しているか。
  3. 字幕が十分に大きく、自然な位置で改行されているか。
  4. 動く文字が短く、商品の重要な部分を隠していないか。
  5. ズームとパンが見える強さで、箱、数量、価格を切っていないか。
  6. 最後に「12枚入り」「2,980円」がはっきり表示されているか。

確認できたらMP4をダウンロードし、商品ページ、ショート動画、SNS投稿などに利用できます。

6. 日本語版で見落としやすいポイント

日本語版では、文章の翻訳以外もそろえる必要があります。

  1. 自然な表現:日本の購入者に向けた語順と丁寧さに整える。
  2. 価格:記事、ナレーション、動く文字、最終確認を2,980円で統一する。
  3. 音声:日本語の文章を、日本語話者の音声で読み上げる。
  4. 画面表示:操作画面、字幕、動く文字、結果画面を日本語にする。
  5. 検索情報:タイトル、説明、URL、画像の代替テキストも日本語にする。
  6. リンク:ボタンを日本語版の制作画面につなぎ、ダウンロード表示も日本語にする。
  7. サンプル表記:架空の商品と価格であることを明記する。

企画を先に決めておけば、OnceClipで行う作業は明確です。画像を追加し、画像ごとのナレーションを入力し、日本語音声、縦型、字幕を選び、生成後に全体を確認します。

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